--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

貝殻問題

2015年08月03日 20:34

脱皮明けの暴食で密かに肥満した若紫は、以前からの壺焼きサザエがきつくなり、新たな貝の物色を始めた。
集中して検分するのはやはり壺焼き地味サザエ、入ってみるものの少し大きすぎ、しっくりこないとのことだ。
同じく水槽に転がっているチョウセンサザエの方が良いサイズだというのに、彼女は見向きもしない。
理由は、チョウセンサザエが肉厚で重いためだろう。
オカヤドカリ飼育における数少ない楽しみの一つは、彼らが色々な貝殻をとっかえひっかえ、することだと思う。
それが程よく美しいものであれば、飼い主も楽しい気持ちとなったりする。
しかしここにも落とし穴があり、半磨きのグリーンが美しいマルサザエや腰高サザエなどなど、美麗ラインナップが揃うのはヤドカリが小さいうちだけ!小さいうちだけ!なのだ。
前甲長 20 mm を超えると、マルサザエやリュウテンサザエが候補から脱落し、選択肢はサザエ・チョウセンサザエ・アフリカマイマイあたりに絞られてしまう。
クレナイガンゼキボラに大人しく入ってくれるオカヤドカリが、どれくらいいることだろうか。私はあまり信じない。
アフリカマイマイは試したことがないが、こういった移入種はあまり好きでないし、サザエ系愛用者の若紫が気に入るかどうかも定かでない。
この状況でチョウセンサザエが重いというのなら、もはやサザエ(壺焼き済)以外に選択肢はなく、当分地味貝におさまる見通しが立ってしまう。
出来れば貝を拾いに出たい、しかし要領の悪い私に休みはなかなか訪れない。
夏バテも相まってお疲れモードの飼い主、今朝はボンヤリ砂の上に座るヤドカリに、今日の出勤、ちょっと代わってくれないかいと声掛けするなど血迷うも、もちろん返事はない。
代わってくれたところで「なんでもチョキンチョキンと真っ二つ」あたりが関の山、翌日は仕事が山と積むのだろう。
さて、溶けた頭で今日もよく働こう。猛暑の折、皆様もどうぞご自愛ください。

このふた月

2015年07月19日 13:20

若紫が潜りに入ったのは先月 12 日頃だったという。
私は出張でその姿を見なかったが、家族によると「上手にさっさと」潜ったそうで、実に若紫らしい。
彼女は要領がよく、なんでもきちんとこなす、飼い主とは正反対の生き物だ。
何ヵ月もかかることもあるとされるオカヤドカリの脱皮だが、彼女は大抵、ひと月に三日も遅れず、地上に出てくる。
だから私は出張から帰って心配もせず、時々霧吹きなどしながら安穏と過ごしていた。
ところが、ひと月丁度あたりから急に不安が押し寄せてきた。
通常、若紫は潜っている間ずっと沈黙しているわけではなく、潜りたてと出てくる前しばらくはごそごそと動く。
そのような時期に耳を水槽につければ、砂中の気配をきくことができた。
ところが今回は、一月が経とうとしているのに砂の中は静まり返ったままコソリとも言わない。
それからは急転直下、「このようなわけで、もうだめかも知れない」と打ち明け、家族と暗い夕食を囲んだり、潜る前のことを思い返して反省点を探したり、典型的な脱皮不安症に陥って数日を過ごした。
丁度その折、台風 11 号が頭上を横切り、列島中も荒れに荒れた。
そして台風一過、本格的な夏の訪れを感じた昨日、そろそろ仕事に行こうかとしていたところ。
砂まみれすぎて一瞬気が付かなかったのだが、たしかに五体満足な彼女が砂の上にちんまり座っているではないか。

「ああ!お帰り!!」

思い返してみれば脱皮期間はひと月を 5 日超えただけで、彼女としてもこの心配されようは心外だろう。
まだまだ、泰然自若とした心とは程遠く、オカヤドカリ飼いの修行が足りない飼い主のようだ。





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。