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5 年間の成長と貝選びの基準

2015年05月02日 21:13

オカヤドカリの飼育を開始して丸 5 年が経過したわけだか、5 年間で彼女はどれだけ成長したのだろうか。


hikaku.png


ヤドカリを飼いはじめたころの写真と今の写真をほぼ同じ縮尺で比べてみるとこのようになった。
アングルが違うのでピンとこない部分もあるが、年月分の成長を感じる。
虫餌をやると成長スピードが速くなるような気がしているのだが、比較対象がないので判然としない。
一方、これまでの宿貝と現在の本人を並べてみたものが下になる。


s図3


前甲長をあまり頻繁に測ってこなかったため、宿貝はこれまでの成長を振り返るもっともよい試料となる。
ご覧の通り、成長するに従い大きな貝を選んできたことは間違いないが、これを数値として表せないだろうかと思い、試みた。
まず、しばしば使われる貝殻の開口長を縦横ともに測ってみた。
ノギスは使わずに定規をあてて測っているので、ある程度誤差は生じていると思われる。


グラフ1

上の通り、開口長では縦横ともにきれいな直線にならないことがわかる。
これには貝の種類による差があると思われる。
また、加工された磨き貝と天然のままの貝を比べてみると、加工貝では口部分が切り落とされている。
*ただし、並べた貝は別種同士


図1


このことにより、加工貝の開口長は実際よりも小さい数値として表れてしまう。
すなわち、開口長は必ずしも貝の大きさを示す安定基準にはなりえない可能性がある。

それでは、ヤドカリは貝のサイズをどこで判断し、ふさわしい大きさの貝を選んでいるのだろうか。
色々と計測してみた結果、二巻目の最大径は、時系列に従ってきれいに上昇することが分かった。


図2



グラフ2


宿替えの対象となる貝には、この部分の径が現在のものよりも 2-3 mm 大きいものが選ばれている。
宿替えの際、ヤドカリが鋏をつっこんで入念にチェックしているのは、二巻目の広さなのではないだろうか。


ではなぜ、その部分の広さが重要なのかを考えてみた。

ttp://tafthill.com/glhecrsh2.html

ヤドカリ用にガラス製の貝殻を販売しているこちらのサイトを見ると、ヤドカリが貝から上半身を出しているときは、殻の内部はかなり余裕のある状態であることがわかる。
しかし、ヤドカリが貝殻に引っ込む場合、腹部もまた貝殻の奥へ入り込み、せまいスペースいっぱいに腹部が納まることとなる。
この時に腹部が位置するのが今回計測した二巻目付近であるようだ。
今後、貝を選んで与える時の参考にしてみようと思う。

おはようヤドカリ

2015年04月27日 16:04

P1010050.jpg


数日ぶりに冷凍ゴキブリを 2 匹食べた翌朝、流木がおいしいヤドカリ。
前甲長はおよそ 19 mm となり、以前より流木が小さく見える。


P1010044.jpg


新しい宿貝は、以前壺焼きになったサザエのものだ。
現実主義の彼女は、サイズがピッタリで、しかも軽い!と一発でお気に入りになった様子。
最初は地味だと思ったけれど、本人こそ地味なわけだし、渋くまとまって似合っているような気がしてきた。


P1010048.jpg


相変わらず控えめな色付きの体色。
脱皮のたびオレンジ色が抜け、ますます白い。


P1010212.jpg


そんなヤドカリを家に置き、先日初めて沖縄に行ってきた。


P1010206.jpg

P1010209.jpg


砂浜で初めて出会った野生のオカヤドカリ。海岸にいたのはナキオカヤドカリばかりで、ムラサキオカヤドカリは混じっていないようだった。
うちのにもこんな可愛い頃があったはずで、その時はどこで何を考えていたのやら。
砂浜にあった貝のほとんどは形が崩れており、完品の巻貝にはよい確率でヤドカリが入っている。
貝殻をめぐる熾烈な競争が思われる。


P1010247.jpg


観察から解放されてスタコラ逃げていく姿。
どうぞ御達者で!


P1010246.jpg

これまでの備忘録

2015年03月29日 17:13

一年に一度も更新できないとはなんと情けない…。
と、タイトルを打ち込みながらへこたれている。

最近、数えてみて気づいたのだが、ヤドカリをもらった 2010 年の春から、丸 5 年が過ぎた。
なんと、同じヤドカリがまだ生きている!
おっかなびっくり飼い始めたころには全く想像できなかった未来に到達することが出来、嬉しく思う。
けれども誇れるようなこまめな世話をしてきたかというと全くそうではないので、これはひとえにうちの個体が丈夫なしっかり者であるおかげだと思う。
また、このヤドカリが、比較的大きい状態で私の手元に来たことも、飼育を楽にしてくれた。
ある程度の大きさになったヤドカリは、飢えや乾燥に耐久性があるように思う。
これは、野外で成長に従って陸上進出を深めることとも関連があるのではないだろうか。
最近は世話係が 2 週間程度出張してもへっちゃらなので、こちらとしてはとても助かる(全く推奨されない飼育法)。

昨年 9 月の半ばごろ、やはり 2 週間程度の出張があり、出がけに出張に行ってくるよとでも言おうとしたところ、ヤドカリは「ああそうですか」とばかりにさっさと砂の中に潜っていった。
そのまま安全に脱皮し、ほぼ一月きっかりで出てきて (10/12)、冬を迎えた。
冬の間は憂鬱そうに寝てばかりいたけれど、最近春の訪れを感じてか、食欲があがってきた。
12 センチくらいの落ち葉ならぺろりと一枚食べてしまう。
ミルワームなら一度に何匹も平らげ、一日中物欲しそうにうろうろしている…そろそろ切らしている冷凍ゴキブリを作ってやらねば。

そして、彼女はとても大きくなった。
どれくらい大きくなったのだか計測したいと思っても、素手で触ると血を見そうで手を拱いている(しがみつかれたまま貝殻に引っ込まれた場合)。
「客観的にかわいい範囲」は、すっかり通り越したと認めざるを得ない。
最初に入ってきたアマオブネを取り出して眺めるたび、こんな小さい空間におさまっていたのかと不思議に思う。
最近ずっと入っていたリュウテンサザエもきつくなったようで、かつて食卓にのぼった焼きサザエの殻に宿替えをした。
これがまた、「過去最上級に地味な貝殻」であるので、歴代の貝殻と一緒に記念写真でも撮っておきたい。






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